喧嘩売られました?の続き

こんにちは!
みのり農場の麻生真司です。

前回の同タイトルでは、同じロールケーキを作っても、追い越すことはできない
旨をお伝えしました。なぜか??

だって、みのり農場は養鶏を始めまして今年で通算53年目を迎えるんです。

たまご色のケーキ屋さんがある唐津市浜玉町砂子。
砂子って言うくらいですから、元々この辺りは砂地だったんです。

それをですね、トラクターも自動車もない時代に祖父が炎天下の中
を山から土を牛車で何往復もな何往復も数年かけて自社の土地を野菜や作物ができる
土地に開墾したんです。

なので祖父の皮膚はワニの皮みたいに分厚くてボコボコしてます。
もう皮膚がん寸前くらいの勢いです。

それから養鶏を始めまして、ケージ飼いというアメリカの式の
生産方法で、昭和の高度経済成長期と共に乗って行ったんです。

その後、父の代に。
父はヨーロッパの農業視察でドイツで見た放し飼いの養鶏に衝撃を
受けて帰って来ました。

当時のドイツやスイスはケージ飼いを国として認めなかったんです。
自然じゃないから。

父は養鶏を継いでから放し飼いを始めました。
もちろん飼い方だけではなくて飼料にも安全にこだわって。

それで、安全な農産物を作っている生産者と集まって
今でいうマルシェみたいな感じで、安全意識の高い消費者の方たちに
売っていたのです。

それが今のグリーンコープという大きな生協の元になったんですよ。
ちょうど、添加物や合成洗剤などでアトピーやアレルギーが問題に
なり始めた時期です。

今でも、その時の活動が基盤になっていますから、安全なものを
消費者に食べていただこうという姿勢は全く変わりません。

それはケーキ屋さんを始めてからもです。
無添加、無着色、無香料、国産小麦粉使用、マーガリンは使わない等々
凄く徹底しています。
お客様に安全なものを食べてほしいからです。

外国産小麦粉を使えスポンジだってもっと軽く口どけ良く
作れますよ。膨脹剤(ベーキングパウダー)を使えば
もっとサクサクに出来るんですよ。
香りだって香料使って質を落としてもごまかせるんですよ。

でも、使わないし、やらないんです。
お客さんの安全最優先ですから。
美味しさはその次です。

はっきり言って、長年培ってきた根っこが違うんです。
想いが。
養鶏でもケーキでも。

実は僕、その会社さんが頼まれたコンサルさんがシェフパティシエをしていたホテルで
ウェイターとしてバイトしてました。
ちょうどケーキ店を始めたばかりの頃です。
この頃は、僕はまだ実家に戻ってませんでしたから。

うちがケーキ店をしている事をウェイターの同僚が言って
そのシェフが知ったようです。

結婚式の配膳をしていた時に僕がそのシェフから言われた言葉が
未だに忘れられないですし、一生忘れないでしょう。

卵農家を侮辱する酷い言葉を浴びせられました。

僕は料理人ですが、
料理人は素材が無いと料理を作ることが出来ないんです。

つまり、いくらミシェランで星をたくさん取ろうが、料理人は
素材を作っているわけではないんです。

パティシエは卵があって初めてケーキが作ることが出来るんです。

そんな生産者を馬鹿にするような考えを持ったパティシエが
鶏と命がけで50年以上向き合ってきた、みのり農場が作るロールケーキを
真似して、それ以上のものを作れると思いますか?

絶対に無理ですよ。

だから、僕は言ったんです。
卵を実際に生産して、自分の卵を愛してその卵が100%良さを
発揮できるケーキを自分たちで作り上げた方がいいですよと。
想いがあれば形になりますからと。

ただ厨房でケーキを作っているだけの人間には、鶏や野菜などの
農畜産物を生産する、要は生き物を飼う大変さは絶対に分からないですから。

だから、すぐに天狗になったり、生産者を仕入れ値で叩いたりするんです。
今回の件で、改めて卵に対する想い、お客様に安全で美味しいものを
届けたい、そんな50年以上の想いがさらに強くなりました。

とても長い文章、読んでいただきありがとうございました。

たまご色のケーキ屋さんのロールケーキ

たまご色のケーキ屋さんのロールケーキ

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